今回ブログ担当の山﨑智彦です。
自分は今ブラジルでサッカーをさせてもらえているのですが、「真面目だね」というような言葉をかけてもらうことがあります。
それは、これまでの日本人が作り上げてくれたものの恩恵を受けているだけかもしれないですし、ブラジル人から見て真面目だなと感じるから言ってくれているのかもしれません。
でも、真面目ってなんでしょうか?
日本人の言う真面目って本当に真面目なのかなって考えさせてくれる事があります。
ブラジル人って聞くと「適当」だったり、「時間にルーズ」だったり、「陽気」などというイメージがあると思いますが、大方その通りです。笑
ですが、自分から見たブラジル人は「真面目」であるとも思います。
なぜなら、「やりたい事をやりたいように突き詰めていく」からです。
こう聞くと「真面目」とは程遠く聞こえるかもしれませんが、「突き詰めていく」ことや、「続けていくこと」を他人が見たときに「真面目」という言葉を使うのだと思います。
特に笑っている人に対しては「真面目」という言葉は使わない気がします。
そう言った意味から、日本人は1つの物事を突き詰めていく「職人」と呼ばれる人たちがいて、そういった人たちが重宝されてきた歴史が「真面目」という評価を得る事に繋がっているのかなと感じますし、間違いなく他にはない日本人としての強みだと感じてます。
では、「適当」「時間にルーズ」などという印象のブラジル人が真面目に見えるのはなぜか。
それは、一つの事だけしていてもそれが上手くなるわけではない事を感覚的に知っているからだと思います。
サッカーならサッカーだけ、仕事なら仕事だけ。それだけだと上手くいかないと知っている気がします。
だから、自分のやりたい事を好きなようにやるし、それを突き詰めていきます。
どうすればもっと楽しくなるか。
どうすればもっと面白くなるか。
だから、みんな笑ってますし、楽しそうで幸せそうです。
そうやって、人間として成長していくから、サッカーが上手くなっていくんだなって感じます。
サッカーは選手という「人間」がやるものだからです。
自分にはそれがとても「真面目」に見えますし、一方で日本では「真面目」という評価をされにくいって感じます。
結局何が言いたいかというと、「真面目」とは人が決める事に他ならないという事です。
自分で「真面目」って言う人はどこか無理して「真面目」を作っている人だと思います。
本当の意味で「真面目な人」って、自分のやりたい事をやりたいように突き詰めていく人なんじゃないでしょうか?
その結果、「真面目だね」と言われるかもしれませんが、きっとその人は自分が真面目だとは思ってないです。
決して自分勝手ではなく、自分の内側から湧いてくる「やりたい」という気持ちを大切していて、それを周りの人たちが評価してくれるだけなのです。
サッカーだけではなく何にでも言えると思いますが、その「やりたい」という気持ちを大切にし続けていった先に見たことのない世界が待っている気がしています。
最後まで読んでいただき有り難うございました。
生年月日 1993年7月26日
山﨑智彦(トモ、ザキ、ともちん)
ポジション:SB、SMF、WG
現所属:REAL SPORT CLUB(ブラジル)