最近の練習で一つ、わかっていたようでわかっていなかったなと思ったことがあり、よく考えてみると腑に落ちたことがありました。
それはサッカーの試合で1試合に選手1人がボールに触れている時間についての話が出た時です。
単純に90分を22人で割れば1人当たりがボールに触れている時間は約4分で、ピッチからボールが出たり、ファールなどで試合が止まったりといったことを含めると1選手が試合中にボールに触れている時間はもっと短くて2、3分だなと思いました。
選手としてボールを持った時の技術、能力を高めることが1番大切なことだと思ってたし、もちろん選手である以上、大切なことではあるのですがその話が出た時に何か引っかかるものがあり、考えてました。
そして1試合の中でボールに触れていない時間の方が長いならその時間で出来る事のスキルを上げていく方が賢くないか。と思いました。
オフザボールの時が大事だって話を聞くと動き出しについて思い浮かぶのですが、何も動き出しだけでなくても自分、味方、相手の状況を把握する事、どこにスペースがあるとか、次にどんなプレーをするのか、自分だけじゃなくても味方に何をさせるのか、味方をどう動かすのかを考える事もオフザボールで出来る事だなと思いました。
ボールを持った時の能力に長けているメッシで例えるなら、メッシが相手のゴール前でドリブルで仕掛けるのと自陣のゴール前からドリブルで仕掛けるのでは相手のゴール前でドリブルを仕掛けられる方が相手にとっては脅威になります。
メッシがオフザボールの時に状況を把握せずにボールを受け、どんな場所からでもドリブルで仕掛ける事は賢くないです。
ドリブルも体力を使うし、仮に同じ精度のドリブルで同じ回数するなら相手にとって脅威になる場所から方が賢いです。
また、それがチームで戦う、勝つと考えた時には尚更だなと、自分がドリブルしたいとか相手を抜きたいって欲や感情でしたプレーがチームに与える影響を考えるとオフザボールでのスキルはすごく大事だなと思いました。
選手である以上ボールを持った時の技術や能力は絶対に大切です。
でも仮にすごく技術、能力が高い選手であってもオフザボールでのスキルが皆無な場合、その技術、能力は0、時にはチームにとってマイナスに働く事もあるなと思いました。
あくまで自分はチームの中の1人の選手であって、自分のチームではないなと、チームスポーツである以上、
個人の勝ち>チームの勝ちではなく、
チームの勝ち>個人の勝ちだなと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
生年月日 1994年8月3日
呼称 ハヤト
ポジション MF
前所属 Launceston City FC(オーストラリア)