自分よりも結果を出している人
その道のプロフェッショナル
日本代表レベル
社長・会長・実業家
など
これから結果を出したいと考えている人間は、そういった偉大な先人から何かを学び、自分のこれからの取り組みの手本とし、意識改革をしようとしていくもの。
よって、積極的にそういった人物とコンタクトをとったり、著書を読み漁ったりするような行動をしていく。
「向上心」「行動力」といった点では評価できる部分であり、上を目指すうえでは是非持っておきたい能力である。
大多数はそういった行動を移せないで終わってしまうからだ。
が、
そういった学びに貪欲な人間が気を付けなくてはならないのが、「何を学ぶか」だ。
端的に言うと
『結果』を学ぶか。『過程』を学ぶか。
偉大な人物から放たれる言葉は重みや凄みがある。
大抵の人間は「その言葉自体に魅了され」、
『俺もそういうことを言っていこう』
『俺もそういう風にやっていこう』のように、模倣してしまう。
しかし、そのような偉人から学ぶ上で重要なのは、
「何故そのような言葉を発せられる人間なのか」
「そういった言葉を放つ背景にはどんな過程を経てきたのか」
という「言葉(結果)」では無く、
「その人間を構築している今までの積み重ね(過程)」を学び、探っていくことが重要である。
有名アスリートのルーティンやトレーニング、実業家が大事にしている生活習慣を
『ただ模倣してしまう』のが良い例だ。
何故そのアスリートはそのルーティンを始めようとしたのか、
そのルーティンに辿りつくまでに何を悩んでいたのか。
そのルーティンを手に入れるまでに葛藤したことは何だったのか。
そこに至るまでの『過程を学ぶ』ことが重要なのである。
掘り下げた先に『ものごとの本質が見えてきたら』、自分の取り組み方はその偉人とは違うものになるかもしれない。
『僕は〇〇さんのルーティンから学んで、やらないことの大事さを学んだよ』
と、一見逆説的なこんな意見が言えるようになったら、良い学びができたのかもしれないということである。